シェフ、参加者、飲食店のマッチングによる集客
みなさんこんにちは。
株式会社BOBの竹下真弘です。
経営をよりよくしていくために普段から情報収集をしている中で、非常に興味深い集客モデルを見つけました。
食マーケティング専門企業の株式会社favyが手がける、ReDINE(リダイン)という集客モデルです。
ReDINEとは「自分で企画した食体験イベントを実現したい」というシェフ、「面白そうな食体験イベントに参加してみたい」という参加者、「定休日の店舗を活用したい」飲食店の3者をネット上でマッチングするプラットフォーム(サービスを提供する土台)です。
飲食業界の大きな課題は「集客」です。
どんなに素晴らしい料理が提供できるとしても、お客様にご来店していただけないと提供ができません。
ReDINEを手がけているfavyは、月間6,000万人が閲覧するグルメ情報サイトを運営しています。
食が好きな方、グルメな方が数多くファンとしてついているので、食体験イベントへの集客力があるということが強みであり、ReDINEを実現できたポイントだと思います。
もっと詳しく知りたい方はReDINEの公式サイトをご覧ください。
1.シェフの想いが実現する仕組み
- 閉店している時間をどうにか活用できないか、と考える飲食店
- 独立する前に自分のアイデアや企画を試す方法がないか、と考えるシェフ
ReDINEの特長は、シェフの想いを実現させていることです。
シェフの想いである、「独立する前に自分のアイデアや企画を試したい」「メニューを変えたいと思っているので、新しいメニューを試したい」ということが、ReDINEという仕組みによって実現したのです。
通常はお店で提供しながら試行錯誤するところを、プレマーケティングすることができるということは、かなりメリットが大きいと思います。
提供する料理やサービスがお客様のニーズと合っているときに、お客様に喜んでいただけ
ます。
見切り発車で開店するよりも、お客様のニーズを掴んだ状態で開店することでリスクを少なくすることができます。
また、飲食店としても、閉店している時間帯に場所を提供することで収益が上がるということは大きなメリットとなります。
つまり、飲食店とシェフのニーズをマッチングさせることで、新たな価値を創出しているのです。
飲食店は場所を提供することで、店が閉まっているときでも収益を上げることができます。
シェフは自分のしたいことを立案し、提供されたお店で企画を実現することができます。
2.プレミア感によるファンづくり
ReDINEを手がけているfavyにファンがついていることはもちろんですが、集客のためにさらなる工夫がされています。
例えば、食体験イベントを「一夜限り」にすることです。
シェフの考えるユニークな企画に加え、「一夜限り」というプレミア感が参加者の食に対する好奇心を刺激し、参加者が集まっています。
参加者が期待しているのは「ここで紹介しているイベントは、期待以上の食体験ができる」ということでしょう。
つまり、提供しているサービスのファンになっているということです。
そして、ファンが増えることが、シェフのニーズを満たすことにつながるのです。
ReDINEでは月に10~20本のイベントを開催しており、どういったイベントが人気かすぐわかります。。
さらに、すでに開催されていたイベントの情報や経験からくるリアルな声も共有できます。
経営者として現場の声はのどから手が出るほど有益な情報です。
私はアンバサダーマーケティングという経営モデルに注目して、取り組んでおります。
なぜ注目しているか、についてはこちらの記事に書いております。
アンバサダーマーケティングとは一言でいうと、「熱烈なファンづくり」です。
熱烈なファンをつくるためには信頼関係を築く必要があります。
このReDINEの集客モデルを通して、新しい価値を創出することでファンとなるきっかけを提供できることを学びました。
経営は集客です。
集客をするためにも、新たな価値の創出にチャレンジしていきます。
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