食卓の上から行う小さな革命
家族で食卓を囲むことが少なくなった現代。
昔は食卓を囲むことで家族との大事な時間を得ることができていました。
個人的なことですが息子が産まれてからというのも、身体に良いものを食べよう、できるだけ手作りのものを食べよう、など、息子の視点から考えると今までの習慣を見直すことも多くなりました。
まずは、第一歩として大切な人と過ごす食事の時間にこだわってみてはいかがでしょうか。
世の中の現状を知り、どう考えるか
世界の途上国では、飢餓に苦しんでいる人々が約8億人いることをご存じでしょうか?
その70%が幼い子どもたちです。
途上国では食べ物を生産しているにも関わらず、外貨を稼ぐために消費国、いわゆる先進国への輸出を優先。結果、その国の人々に食べ物が行き届かない問題も起こっています。
大量生産により余った食品を廃棄する先進国も多く、特に食品ロスが問題になっています。食品ロスとは、食べれる状態のものを廃棄することです。
小売店での売れ残り・期限切れ、製造過程で発生する規格外品、飲食店や家庭での食べ残し・食材の余りなどが挙げられます。
日本では年間5500万トンもの食糧を輸入しながら、1800万トンも廃棄しています。その半分以上の1000万トンは家庭から捨てられています。
今日食べるものに困っている子どもたちがいる一方では、余った食べ物を廃棄する人や企業の実態。これらをどう受けとめるかが大事です。
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一人一人の行動が世界へ影響する
普段、何気なく買っている食品がどの国の産地のもので、そこには何が含まれているのか、意識してみてはいかがでしょうか。
自分で料理を作って食べることで、産地や原料に目を向けるきっかけにもなります。
世界で起こっている問題は、私たちの日常生活の延長線上にあります。
私たちの日々の行動は、世界中に影響を及ぼしています。
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今の食卓が未来の子どもたちの未来を変える
まず学び、考えることからはじまります。事実を知り気づくことで価値観に変化がおこります。そして、行動が変わり、習慣が変わると、今までの常識が一新されていきます。
「食卓の上のフィロソフィー」とは、人と食卓を囲むことからはじまります。日々のひとり一人の行動が地域を変え、国を変え、世界を変えることに繋がります。
世界中で起きている問題は一部の国や地域で解決できる問題でないものも多いのです。
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田中愛子先生との出会い、フードアクティビストとして活動を
息子が生まれてから約1年、友人の紹介で知り合った田中愛子先生との出会いがきっかけでした。
息子は身体が弱く、産まれてからしばらく入院生活が続きました。
「お父さんが身体が大きいから大丈夫。きっと大きくてたくましい男の子になる」とたくさんの方から優しい言葉をいただきました。
40歳を前に産まれてきてくれた息子との出会いは、健康について考えはじめるとともに、息子に何を食べさせるか、「食」と「地球環境」について真剣に考えるようになりました。
田中愛子先生が提唱されている「食卓のフィロソフィー」に触れ、未来の子どもたちに持続可能な地球を届けることは今を生きる私たち大人の使命だと感じ、具体的に「食」に関して学びはじめました。
企業として、SDGsについてもより力をいれて考えていく必要があると感じていたときでもあります。
~「食」を通じて社会を変える~
2020年、フードアクティビストとしての一歩がはじまります。
生産者である「地球」
消費者である「未来のこどもたち」
販売者である「企業・わたしたち」
この三方善しとすることを新たな行動理念とし、再スタート。
雑貨店「暮らしセレクト」の店長も大いに賛同し、いろんな活動の場を拡げていきたいと考えています。
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